キャリアとは、一般的にはある職種で経験を積んだ人のことをキャリアといい、派生的にキャリアウーマンなどの言葉があります。この響きは、その道の専門家や管理職、指導的役割を担う人などを連想させます。仕事を持つ女性にとって、「キャリア」は管理職への道に直結する言葉かも知れません。勤め人になった以上、管理職に就きたいと思う人も多いと思います。そこで、管理職になった女性について意識調査したところ、管理職になって何か得られたものがあるかとの問いに「ある」と答えた女性は女性管理職者の70％でした。得たものが何かについては
1.最良範囲が広くなった
2.責任のある仕事を任されるようになった
3.給料が上がった
4.経営方針などの重要な決定に関われることになった
などが挙げられます。
結婚しているかについては、男性管理職の82.6％に対して女性管理職48.8％と極端に少なくなっています。女性の理由としては、自由な時間が減って男性との付き合いが疎遠になった、仕事ばかりで結婚のことを考える暇がなかった、などのほか、女性管理職では離婚も男性より多くなっています。また、子供がある男性は8割に対して女性では半数程です。管理職になって良かったことは、仕事に対する思いが深まり、面白さを感じるようになり、やりがいを感じるようになったと答えた人が多い。失ったものは、趣味の時間が減った、健康に関すること（ジョギングやボディケアなど）が減った、食生活（自炊などが減って栄養バランスが悪くなったなど）を挙げています。